エアバス・ミリタリーは2012年2月15日、シンガポールエアショーでインドネシアン・エアロスペース(PT. Dirgantara Indonesia)とインドネシア空軍向けのC-295、9機を共同生産する契約を結びました。
インドネシアン・エアロスペースは尾翼と後部胴体、胴体パネルを生産し、最終組み立ても行う予定です。そのほかコンピュータ・トレーニングシステムの開発も行います。1号機は2012年内に納入され、2014年夏までには完納する予定です。
C-295は、もともとスペインのCASAとインドネシアン・エアロスペースが共同開発したCN-235のストレッチ型で、インドネシアの準国産機ともいえる機体です。ペイロード約9トンのターボプロップ双発軍用輸送機として、いままで85機が使用されています。