エアバスはアジア太平洋地域の航空会社にデリバリーされる旅客、貨物の新造機はこれからの20年間で約9,370機の予測しています。先週開催されていたシンガポール・エアショーで発表しました。100座席以上の航空機の市場では、世界の航空機デリバリー予想の34%。アジア市場は北米やヨーロッパを超え、世界最大の航空機市場になる見込みです。
現在、アジア太平洋地域で使用されている4,270機のうち、76%が機材更新され、2030年には旅客機が約9,965機、貨物機が約820機になる予想。機材の内訳は、A380クラスの超大型機は約730機、A330型や開発中のA350XWBなどの中型機は約2,920機、A320ファミリーの単通路機は約5,720機。また、貨物専用機は現在の300機から、2030年は約820機へ増加すると予測されています。
さらに、A380型ではシンガポール航空に2007年の初導入以来、69機のデリバリーのうち半数がアジア太平洋地域の航空会社にデリバリーされています。シンガポール航空以外に、カンタス航空、大韓航空、中国南方航空がA380型を保有、運航しています。2012年には30機のデリバリーのうち、マレーシア航空、タイ国際航空へのデリバリーが予定され、引き続き拡大を見込んでいます。