全日空(ANA)は2011年4月1日搭乗分から、国際線の手荷物規程を変更する。無料で受託手荷物の容量が増えるほか、超過手荷物料金をシンプルにした。分かりやすさでは特に、路線によって個数制と重量制の2種類と適用規則が異なる路線があったが、全路線で「個数」に統一。ファーストクラスで無料手荷物の個数を2個から3個に拡大する。
全クラスで手荷物のサイズの3辺の和を、現在の「158cm」から「203cm」に拡げ、荷物の無料手荷物の受託分の容量をひろげる。なお、ゴルフバッグはじめスポーツ用品、楽器など特殊手荷物は、3辺の和が拡大したことから特殊手荷物の特別取扱いを撤廃し、通常手荷物の範囲で扱う。さらに、幼児、小児旅客が使用するベビーカー、幼児用揺りかご、チャイルドシートは無料手荷物の許容量内に含めず無料になる。
なお、超過手荷物料金も全路線で統一。個数、重量、サイズの複数カテゴリーで超過手荷物料金が適用される場合、各カテゴリーの料金を足し合わせる、「重課制」とする。
機内持ち込み手荷物は国内線と統一し、機内持ち込み手荷物や身の回り品のサイズを55cm×40cm×25cmと変更するものの、3辺の和115cmは変更しない。スターアライアンスゴールド、シルバーのプレミアムカスタマーの無料手荷物許容量の優遇は変更なし。
ペットなどの手荷物、より詳細についてはANAウェブサイトを参照ください。