タイ民間航空庁、ICAOが安全監査レポートの「安全上の懸念」を解消

タイ民間航空庁、ICAOが安全監査レポートの「安全上の懸念」を解消

タイ民間航空庁(CAAT)は、2017年10月6日(金)に国際民間航空機関(ICAO)により、「重大な安全上の懸念」が解除されたと発表しました。これにより、ICAOウェブサイトの安全監査レポートに2015年6月18日(木)から国名の前に掲載されていた、懸念を示す赤旗マークが取り除かれています。

ICAOは2017年9月22日(金)から9月27日(水)までの間、主に運航者の認定に関して、33の安全上の懸念点と関連事項を解決するために正しい対処がなされているかを確認するため、タイ民間航空庁を訪れたほか、運航許可証明書(AOC)の再認可について航空会社2社も訪問しています。

赤旗マークが取り除かれたことは、タイが航空安全基準に基づいて問題に対処し、国際基準で容認できるレベルに向かっていることを示し、タイ民間航空庁は同国の航空業界にとって重要なターニングポイントであり、今後も航空安全基準の改善に取り組むと表明しています。

なお、「重大な安全上の懸念」が解除されたことにより、タイの航空会社による日本などへの新規就航などが再び認められる見通しです。なお、詳しくは、タイ民間航空庁のウェブサイトを参照ください。

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