静岡空港、2016年度の収支は5億9,800万円のマイナス 国際線が約3割減

静岡空港、2016年度の収支は5億9,800万円のマイナス 国際線が約3割減

静岡空港は、2016年度の同空港の収支概要を発表しました。これによると、着陸料などの収入額は前年比3%増の2億6,000万円、支出は前年比13%増の8億5,800万円で5億9,800万円の支出超過となっています。

静岡空港は、国の制度改正に伴う国際線を対象とした警備体制強化に要する保安関係費用、航空灯火設備に係る定期点検費用の増加などの支出が増加し、支出超過が進んだ要因となりました。収支差額分の5億9,800万円は、一般財源が投入されています。

静岡空港は今後も安全、安心の確保を前提に可能な限り管理運営に係る支出の削減に努めるとともに、増便や就航路線の拡大による着陸料収入の増加、未利用土地の活用等による収入確保に取り組むことで、収支の改善に努めていくとしています。

なお、2016年度の着陸回数は国内3,337回で前年比5.9%増、国際が1,259回で前年比29.5%減、計4,596回で前年比6.9%減となっています。マイナスとなった国際線では、天津航空の大連線、北京首都航空が瀋陽線を新たに運航開始した一方、2015年度に運航されていた中国東方航空の合肥線、天津航空の西安線、中国南方航空の武漢・南寧、鄭州、長沙線、北京首都航空の塩城・海口線、石家荘線が2016年度は運休になっています。

搭乗者数の合計は国内線が前年比8.4%増の334,902人、国際線が前年比29%減の276,459人で、計611,361人で前年比12.5%減となっています。詳しくは、静岡空港のウェブサイトを参照ください。

期日: 2016/04/01 〜 2017/03/31
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