新潟県は新潟空港の今後の運用方針をまとめた「新潟空港の路線ネットワーク戦略2012」を発表しました。2010年をめどに、新潟空港の国際線、国内線の利用者数がそれぞれ100万人超を目指した「新潟空港Wミリオン構想」は廃止します。
新しい戦略では国際線では目的に応じたハブ空港の使い分けを掲げ、北東アジア・欧州は仁川空港を利用するため、ソウル線の増便、東南アジア・中国方面は上海線の増便、北米・ハワイ方面は1日1便が就航する成田線の活用、東南アジア方面は関空発着のLCC利用と分類。利便性の向上や新潟空港を利用する海外からの旅客、新潟発の旅客の増加を目指します。
また、格安航空会社(LCC)の誘致、新潟/北京線の新規開設を目標に取り組みを行うほか、2011年3月末から運休するハバロフスク線、ウラジオストク線(2011年7月、8月は運航)のロシア線は路線の確保を目指す方針です。
国内線については、経済活動、交流の盛んな地域とのネットワーク確保の観点から、朝、夕に運航する便を確保することを目指します。
このほか、空港の使いやすさを高めるため、駐車場の無料化、大韓航空から要望のある運用時間の延長、新潟県内外の遠隔地と新潟空港を結ぶ高速バスの乗り入れの実現をめざす計画です。