カタール航空に引き渡しされる予定のA350-1000は、2018年2月にずれ込む見通しです。ロイターがカタール航空のアクバル・アル・ベイカーCEO談として伝えています。
カタール航空への納入は当初、2017年末の予定でしたが、カタール航空が導入した新ビジネスクラス「Qsuite」の導入に時間がかかっていることが原因とされています。ロイターに語ったベイカーCEOは、複雑なシート構成が要因とあげています。
カタール航空は現在、A350-900を23機受領しており、A350-1000については37機を発注済みです。エアバスはカタール航空への納入に向け、2017年11月下旬にヨーロッパ航空安全庁(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)から型式証明を取得しています。A350-900とシステムが95%共通化されていることから、乗務員の移行も容易とされているほか、A350-900より胴体が延長され、40席以上多くの座席を搭載、旅客を輸送できます。