ベル・ボーイングは2018年1月31日(水)、アメリカ海兵隊向けMV-22オスプレイの改修に着手しており、その信頼性の向上のため、契約済みの69,668,099ドル、およそ76億円超の契約内容を一部修正すると発表しました。V-22のコモンコンフィギュレーション-対策と近代化(CC-RAM)プログラムで、既存のMV-22の3機を改修する予定です。
すでに改修を加えるMV-22の1機目がボーイングのフィラデルフィア施設に到着しています。テキサス州フォートワースのベル施設でも追加作業が完了する予定で、さらに2019年には、2機のMV-22が改修のために到着する予定です。
CC-RAMプログラムは、MV-22の長期的な持続性を保ち、手頃な価格で維持することが目的で、海兵隊の任務に影響が出ないよう効果的にプログラムを進めています。ボーイングとテキストロン傘下のベルヘリコプターが共同でV-22を製造しており、海兵隊はこのうちブロックBをブロックCに変更しています。
なお、ブロックCは、新たな気象レーダーシステムを装備し、電子戦システムの機能として、チャフ/フレアディスペンサーが追加され、空中戦や空対地などの作戦時の能力向上や、コクピットのディスプレイも追加されています。