シンガポール・テクノロジズ・エンジニアリング(STエンジニアリング)は2018年2月8日(木)、傘下で航空サービスを手がけるSTエアロスペースが中国・広州で手がけるSTエアロスペース広州(STA広州)の一部株式について、日本航空(JAL)に売却したと発表しました。STA広州は、シンガポールのSTエアロスペースと広東省空港公社との合弁企業です。
JALは、700万米ドル、日本円でおよそ7億6,000万円で株式5%を取得しています。STA広州は、広州白雲国際空港で各種航空サービスを提供しており、株式の売却額は同社の現在の実績や純資産額、成長可能性も考慮された価格となっています。これにより、広州STAはSTエンジニアリングが44%、広東省空港公社が51%、JALが5%の株式を保有する合弁会社となり、それぞれが戦略的パートナーとして緊密に事業を展開します。
なお、STA広州は2014年に設立、航空機の整備、メンテナンス、オーバーホール(MRO)を手がけており、JALは今回、MROプロバイダーのサービスと需要の両面から品質とサービス基準を評価し、引き続きその安全性と品質の向上に寄与する方針です。