デルタ航空は2018年2月15日(木)、同社が予定しているCS100の導入について現状を明らかにしています。アメリカ国際貿易委員会(ITC)が1月、ボンバルディアが製造する100席から150席規模の航空機について、アメリカ企業や労働者に打撃を与えないとの判断を下し、同社へのCシリーズ納入に道が開けました。
デルタ航空は発表で、アラバマ州モービルの新たなエアバス/ボンバルディアの施設稼動にあわせ、できるだけ多くの機体を受領する方針です。ただし、2018年後半に受領開始する契約をデルタ航空は締結しており、ITCの判断に基づき、カナダで製造された機体も受領できるとの考えです。
改訂された受領スケジュールについて、デルタ航空はボンバルディアと密接に打ち合わせを重ねており、正確なスケジュールの決定、新たな効率的な機材導入を歓迎するとしています。また、ボンバルディアの生産能力とデルタ航空の保有機構成のベストマッチングを評価する観点から、カナダ製のCS100の輸入が短期的に解決策になるとの考えを示しつつ、モービルで製造されたCシリーズの導入も望んでいるとの姿勢です。