スカイチームは2018年3月、フライトの遅延や欠航、代替着陸による不都合の軽減を目的とした画期的な技術ソリューション「SkyTeam Rebooking」を始動しました。5年以上をかけ開発された同技術は、同アライアンスの路線ネットワークに展開する前に、初期段階では43空港で利用できるようになります。
加盟航空会社が複数の世界の予約システムにアクセスできる航空業界で初の技術ソリューションで、異なるシステムの複雑さを打開することにより、全面導入が完了すると、搭乗者がイレギュラー運航に直面した際、加盟航空会社20社は自社の予約システムから、他の加盟航空会社のフライトの予約記録にアクセスし、予約の変更、よりスムーズな航空サービスの提供が可能となります。スカイチームは、この技術を導入する初の航空アライアンスとなります。
これにより、ダイヤの乱れで影響を受けた搭乗者は、出発の最大48時間前からスカイチーム加盟航空会社のチケットカウンターまたはトランスファーデスクで、目的地まで次に利用可能な加盟航空会社のフライトへ旅程を変更できます。基本的には、同日の同じ航空会社、搭乗クラスに空きがある便を優先する再予約となります。
このサービスは、第1段階でヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの21カ国で開始し、第2段階として、2018年後半にはアメリカ、カナダにも展開されます。航空会社にとってダイヤの乱れはよくあることで、それ自体が顧客中心主義を実行する重要な機会であり、同システムの導入により、何千人もの搭乗者の利便性が向上するとスカイチームは説明しています。詳しくは、スカイチームのウェブサイトを参照ください。