エンブラエル、E190-E2を初納入 スカンジナビアのワイドローへ

エンブラエル、E190-E2を初納入 スカンジナビアのワイドローへ

ニュース画像 1枚目:ワイドローのE190-E2、機体記号(レジ)「LN-WEA」
© Embraer
ワイドローのE190-E2、機体記号(レジ)「LN-WEA」

エンブラエルは2018年4月4日(水)、スカンジナビアのリージョナル航空会社、ワイドローに初のE190-E2、機体記号(レジ)「LN-WEA」を納入しました。当日はエンブラエルの工場が所在するサンンホセ・ドス・カンポスで、式典が開催されました。この機体は、4月末にワイドローが定期便に投入する予定です。

E190-E2は、2021年までに市場に投入される80席から146席のEジェットの新世代航空機の3機種のうち、初めてとなる機種です。ワイドローに納入されたE190-E2は、モノクラスで114席を装着しています。ワイドローは最大15機のE2を導入する予定で、E190-E2は3機が確定しています。

ワイドローは、E190-E2について理想的な航空機と語り、乗客に満足される客室に仕上がっていると自信を示しています。新しい技術の採用と同時に、財務上でも新機材の導入が可能になり、ローンチカスタマーとして世界で最も環境にやさしい航空機を導入できることを祝いたいとコメントしています。

エンブラエルは、Eジェット・プログラムの歴史的な1日となり、E2の納入により世界の航空業界で成功が継続すると自信を深めています。また、ワイドローとノルウェーでの定期便の運航開始に向け、引き続き運航のサポートをするとコメントしています。

E190-E2は2018年2月28日(水)、ブラジル連邦民間航空庁(ANAC)、アメリカ連邦航空局(FAA)、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から型式証明を同時取得しています。燃料消費量は、E190-E2が当初の予想より1.3%優れ、現在のE190と比べ17.3%改善しています。また、メンテナンス間隔は単通路機で最長の期間を確保し、現在のEジェットと比べ、10年間で15日間多く、運航に投入できるほか、パイロット移行訓練は現行のEジェット資格保有者は2.5日と事業者のメリットが追求されています。

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