エアバス・ヘリコプターズは2018年2月、H160プロトタイプ2号機がアメリカのラスベガスで開催された「HAIヘリ・エキスポ2018」の会場で、デモフライトを実施したと発表しました。
H160はエアバス・ヘリコプターズの最新技術が集約された機体で、フルコンポジット製の機体や低騒音の「Blue Edge(ブルー・エッジ)」ブレードが採用されています。最新鋭アビオニクスシステム「ヘリオニクス」を搭載した機体は、ヘリコプター任務の遂行に必要な柔軟性と、飛行安全性を向上させ、パイロットは集約された飛行情報、操作が容易になり、状況認識が大きく改善します。
H160プロトタイプ2号機は、アメリカのグランドプレーリーにあるエアバス・ヘリコプターズの施設で米国連邦航空局(FAA)の認証に向けた準備を始めています。2018年7月まで、高温・高高度試験を行い、その後は他のプロトタイプ機とともに、フランスで機体の認証取得と成熟度向上の試験を実施する予定です。