EA-18Gグラウラー、フィンランドに初上陸へ 次期戦闘機調達にらみ

EA-18Gグラウラー、フィンランドに初上陸へ 次期戦闘機調達にらみ

ニュース画像 1枚目:EA-18Gグラウラー、画像はVAQ-139
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman Bill M. Sanders
EA-18Gグラウラー、画像はVAQ-139

ボーイングは、アメリカ海軍のEA-18Gグラウラーが初めてフィンランドに上陸する予定を発表しました。ユバスキュラ空港で2018年6月16日(土)と6月17日(日)の2日間、フィンランド空軍100周年エアショーの開催にあわせ、飛来するものです。エアショーでは地上展示に加え、展示飛行も予定しています。

ボーイングは、フィンランドは長年に渡る同社の顧客であり、100周年の区切りに共に祝いたいとコメントしています。フィンランド空軍はF/A-18Cを主力機として運用しており、これを受けてF/A-18スーパーホーネットをベースに開発された電子戦機を披露します。

展示されるEA-18Gは、ウィッビーアイランド海軍航空基地に所在する第129電子攻撃飛行隊(VAQ-129)の2機です。プラウラーの後継として電子妨害と護衛などの任務を担い、見た目では両翼のミサイルランチャーに電子戦用ポッドを備える特徴があります。

ボーイングは、今回のグラウラーのフィンランド初上陸で、フィンランド空軍が2025年から順次退役するホーネットの更新として、次期戦闘機HXプログラムの調達見積もりを踏まえ、引き続きフィンランド空軍との関係を築きたい意向を示しています。なお、HXプログラムはボーイングF/A-18スーパー・ホーネット、ダッソーのラファール、ユーロファイター・タイフーン、ロッキード・マーティンのF-35、サーブのグリペンが候補です。

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