スカイチーム、他社便の座席指定も可能に「SkyLink Digital Spine」導入

スカイチーム、他社便の座席指定も可能に「SkyLink Digital Spine」導入

スカイチームは2018年6月4日(月)、搭乗者によりシームレスな体験を提供する新技術を開発し、新たな機能「スカイリンク・デジタル・スパイン(SkyLink Digital Spine)」の導入を発表しました。このシステムにより、加盟航空会社20社の座席マップや付随商品の抱き合わせ販売を順次できるようになり、複数の航空会社を利用する旅行者に、更なる簡潔さと利便性を提供します。

スカイリンク・デジタル・スパインは、加盟航空会社間の技術の相違を乗り越える橋渡し役で、フォーマット変換、メッセージのやり取りを可能とし、旅程中の加盟航空会社のすべてのフライトで、有償・無償の座席指定、またその他の付随サービスのシームレスな購入が可能となります。

デルタ航空とアエロメヒコ航空が同システムを最初に利用する航空会社となり、7月中旬から順次商品を展開していきます。これにより、例えば、両社の運航便を利用する、アトランタ発モンテレー経由のメキシコ行き便を予約する際、デルタ航空の公式サイトでフライトを予約した利用者は同サイトを離れることなく、アエロメヒコ航空便の座席指定など、付随サービスを追加できます。

スカイチームによると、頻繁に旅行する人のうち、60%が複数の航空会社を利用する際の付随サービスが完全に提供されないことに不便さを感じており、ビジネストラベラーのうち3分の2が1つのウェブサイトで全てのフライトの座席を選択できることを重要視しているとしており、新たな技術によるシームレスな付随プログラムのオンライン提供により、年間750万人の利用者が恩恵を受けると説明しています。

スカイチームは2018年に入り、1月にダイヤの乱れに対応できる「SkyTeam Rebooking」を導入したほか、4月にはスカイチームがグローバル拠点とする空港のデジタルマップを提供開始するなど、2018年は技術イノベーションに焦点をあてた年となっています。なお、詳しくは、スカイチームのウェブサイトを参照ください。

この記事に関連するニュース
メニューを開く