TAP塗装のA330neo、ルートプルービングテストで15都市訪問へ

TAP塗装のA330neo、ルートプルービングテストで15都市訪問へ

ニュース画像 1枚目:TAP塗装のA330-900
© AIRBUS S.A.S.
TAP塗装のA330-900

エアバスは2018年6月18日(月)から7月7日(土)まで、開発中のA330neoによる路線実証(ルートプルービングテスト)飛行テストを実施すると発表しました。このルートプルービングテストには、TAPポルトガルに引き渡しされる予定のA330-900で、現在は仮レジ「F-WWKM」、TAPでは「CS-TUA」で登録される製造番号(msn)「1819」が使用されます。

ルートプルービングテストは型式証明の取得と、その後の航空会社での運航開始に向けた最終段階で、ETOPS(双発機による長距離進出運航)の取得を含みます。

エアバスはA330neoのルートプルービングテストを3回に分けて実施し、まずはツールーズからローンチカスタマーのTAPポルトガルが本拠とするリスボンへ飛行し、サンパウロ、レシフェ、リオデジャネイロ、マイアミを巡ります。2回目のフライトは、モーリシャス、クアラルンプールへ向かい、同空港を拠点にバンコク、香港、マニラ、ジャカルタを巡ります。

3回目はレイキャビック、シカゴ、アトランタ、ニューデリーを巡り、これらで世界15都市を飛行します。この3回の飛行でおよそ150飛行時間を記録する予定です。

テストで使用する機体は、2018年5月15日(火)に初飛行しており、機内はすでに新たな客室ブランド「Airspace by Airbus (エアスペース・バイ・エアバス)」の装備がすでに搭載されています。機内仕様「エアスペース」は、最新LED技術による照明や、頭上の手荷物棚はより広いスペースが確保されており、これまでより快適な空間でフライトが体験できます。

エアバスは、A330-900の開発に「F-WTTN」「F-WTTE」の2機を使い飛行試験を進めており、これまでに1,000飛行時間を記録しています。A330neoは、A330-900とA330-800の2機種を投入する予定で、これらは99%の共通性を確保しています。A330ファミリーの経済性、汎用性、信頼性を基盤に、従来の競合他社と比べ、燃料消費量はおよそ25%削減します。同時に、A330より最大で航続距離が1,500海里延長されます。

期日: 2018/06/18 〜 2018/07/07
メニューを開く