シンガポール航空は2012年4月6日、同社が保有する747シリーズの最後のフライトを行いました。ラストフライトは「SQ747」便で、シンガポール空港を午前8時30分に出発、香港には午後1時15分に出発しました。
ラストフライトに使われた機材は「9V-SPQ」で2001年10月31日に受領した機材で、日本へも飛来したことのある機体です。FlyTeamメンバーからもラストフライトの様子が投稿されています。
ラストフライトにはシンガポール航空で初めての747キャプテンが搭乗、まさに747の最後を飾るにふさわしい人物も乗客の1人としてフライトを楽しみました。また、搭乗客には747のモデルプレーンが配られたそう。ちなみにSQ747便に搭乗し、90分後に香港を出発したSQ748便に搭乗したのは約70名だったそう。往復のメモリアル便に搭乗できるのは嬉しいようであり、ちょっと寂しさを感じる複雑な気持ちになりそうです。
シンガポール航空は747シリーズを1972年に初めて発注。1973年に運航を開始してから、約40年にわたって主力機として各路線に投入してきました。1994年には747-400型の世界最大の運航会社になったほか、2003年には747-400型を旅客機39機、貨物機12機、合計51機を保有していました。