アメリカ陸軍は2012年4月5日、UH-72Aラコタ軽量汎用ヘリコプターの総飛行時間が10万時間に近づき、高い運用実績を収めていると発表しました。UH-72Aは209機が納入済みで、最終的には345機の導入が見込まれています。
UH-72AラコタはユーロコプターEC-145の軍用バージョンで、アメリカ国内とハイチにおける人道支援に使用されています。全米42州で使用され、ほとんどが陸軍州兵に配備されています。稼働率は90%を維持しています。
UH-72Aは救急医療、VIP輸送、安全保障、作戦支援に対応する機器を搭載することができ、南西国境では麻薬密輸取締りにも使用されています。メキシコ国境に沿って11機のUH-72Aが、700飛行時間もの任務を完遂しました。
UH-72Aは、OH-58A/CカイオワとUH-1イロコイスに替わって配備されています。これらの古い機体と比べても交換部品は安価で、迅速に納入されます。これだけでもコストを30~40%も低減しているとベタ褒めです。