ボーイング、DHLと777貨物機14機を契約 オプション7機も

ボーイングとDHLは2018年7月16日(月)、777貨物機14機について、購入覚書を締結しました。契約は発注14機に加え、7機を追加購入できる内容です。DHLは、この発注により、低燃費で信頼性の高い新たな機材に更新し、活発な電子商取引の需要に対応する方針です。

カタログ価格の総額で47億ドル相当のこの契約は、ボーイングがウェブサイトで公開している発注・納入リストに非公表の顧客として掲載されていたものです。契約はファンボローエアショーにあわせ、公表されました。このうち4機は2019年までに納入される予定です。

DHLは2009年に777貨物機を長距離路線に導入することを決定、これまでにその運航効率を実証してきました。さらに同社は2050年までに「ゼロ・エミッション」の達成を目標としており、環境に優しい航空機の導入は不可欠となっています。

今回の発注でDHLは777の保有機を倍増させ、その輸送能力と長距離運航の能力を活かした大陸横断輸送に対応します。