エアバスA400M、初のアジア・ツアーを実施へ

エアバスA400M、初のアジア・ツアーを実施へ

エアバス・ミリタリーはA400M輸送機が、2012年4月14日から20日にかけてマレーシア、インドネシア、タイの3カ国を巡る初のアジア・ツアーを実施すると発表しました。ツアーを実施するのは5機の試作機のうちの1機「グリズリー4」です。

予定では4月15日に、A400Mを4機発注しているマレーシア・スバン空軍基地に到着し、軍関係者に公開されたのち、開催中のディフェンス・サービス・アジア2012に展示されます。18日にはインドネシア・ジャカルタへ飛び、ハリム空軍基地で政府と軍関係者に公開されます。そして、19日には創設100周年を迎えたタイ空軍発祥の地であるチェンマイ基地へ飛び、そこからバンコクのドムアン基地へと飛び政府と軍関係に公開されます。20日にはヨーロッパへ帰還の途につきます。

A400Mはエアバスの子会社エアバス・ミリタリーが開発している、ターボプロップ4発、ペイロード37トンから30トンの軍用輸送機です。機体とエンジンを同時開発する無理がたたって、2010年の配備計画が遅れ今年の年末に量産機がフランス空軍に引き渡される予定です。

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