小野寺防衛相は2018年8月20日(月)、シタラマン・インド国防相と日印防衛相会談を開催しました。「日印特別戦略的グローバル・パートナーシップ」をもとに、防衛・安全保障協力をさらに強化することで一致しました。このうち海軍種は日米印共同訓練「マラバール」をはじめ、対潜戦や機雷戦訓練等の共同訓練を継続、高度化するほか、空軍種は次回の米印共同訓練「コープ・インディア」に航空自衛隊がオブザーバー参加することで一致しています。
このうち、航空自衛隊とインド空軍の間の交流は、2017年12月に航自ヘリコプター搭乗員がインド空軍サルサワ基地を訪問しており、空軍種間の専門家交流が着実に拡大しています。また、今後の空軍種間交流にいっそうの弾みをつける狙いから、「コープ・インディア」に航空自衛隊がオブザーバーとして参加するほか、航空機による相手国基地への訪問を通じ、協力・交流の機会を拡大します。
なお、2019年はインド国防相が日本を訪問し、年次防衛相会談を実施するほか、2018年には統合幕僚長が初めてインドを公式訪問しており、11月に海上幕僚長がインド訪問、インド空軍参謀長が訪日する予定です。さらに、2019年に東京で第7回次官級防衛政策対話、第6回次官級「2+2」対話の実現をめざします。