台風21号の影響、関空は9月5日も全便欠航 旅客救出策も検討中

台風21号の影響、関空は9月5日も全便欠航 旅客救出策も検討中

関西国際空港は台風21号の影響で、浸水や連絡橋への損壊が発生しています。これを受け、日本航空(JAL)、全日空(ANA)とも2018年9月5日(水)の全便の欠航を決定しています。運営する関西エアポートは、第1ターミナルビル側のA滑走路と駐機場ほぼ全域が冠水、第2ターミナルビルとB滑走路は影響ないとしているものの、滑走路はA、Bとも閉鎖しており、再開時期は不明です。

報道によると、第1、第2ターミナルビルにあわせておよそ3,000名がとどまっていると伝えられています。ターミナルビルで一部停電となっており、エアコンが効かない状態となっています。ターミナルビルの旅客については、タンカーがぶつかっていない側の道路を利用して、救助する方法が検討されています。

滞留する旅客には、関西エアポートが備蓄している乾パンやビスケットなどの非常食と水、さらにブランケットなど非常物資を配布しています。この非常食の備蓄は、約1万人分を3日分、確保されています。

なお、大阪の代替空港として期待される伊丹空港については現在、空港施設の点検が進められており、9月5日(水)の運航は、欠航や遅延など影響が発生することが予想されます。

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