国交省の台風21号の被害まとめ、関空ではバスのピストン輸送も開始

国交省の台風21号の被害まとめ、関空ではバスのピストン輸送も開始

国土交通省は2018年9月5日(水)5時30分現在、台風第21号の影響をまとめました。非常に強い勢力で上陸したことから、関空島では9月4日(火)13時38分に秒速58.1メートル、中部国際空港(セントレア)では9月4日(火)14時17分に秒速46.3メートルの瞬間風速を記録しました。

国土交通省は、非常災害対策本部会議などを開催、現地調査として災害対策用ヘリコプターの「きんき号」が9月4日に関西国際空港および大阪湾高潮被害調査を実施、9月5日には八尾空港から大阪湾高潮被害調査を実施します。また、八尾空港から「まんなか号」で紀伊山系砂防管内被災調査を実施しています。

空港関連では、セントレアと徳島空港で立入禁止柵が一部破損し、大阪(伊丹)国際空港では搭乗橋の接続部の破損とガラス破損がありましたが、空港運用へ影響を与える空港施設などへの被害はありませんでした。

関西国際空港は、第1ターミナルビル側A滑走路の滑走路や駐機場の冠水などでA、B滑走路とも閉鎖しており、9月5日の再開予定はなく、再開時期も未定です。航空保安無線施設は、一部を予防的に停止し、夜明けから施設の現場確認を実施しています。

滞留している旅客を空港島から移動させる対応は、旅客船で関西国際空港から神戸空港への移動を開始しており、バスの運行についても日根野、泉佐野へピストン輸送を実施しています。

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