運輸安全委員会、2017年に発生した輸送中のグリ石落下ついて調査報告

運輸安全委員会、2017年に発生した輸送中のグリ石落下ついて調査報告

運輸安全委員会は2018年9月27日(木)、2017年9月に高知県で中日本航空が所有するAS332L1、機体番号(レジ)「JA6717」のつり下げ輸送中の物件の落下について、調査報告書を公表しました。

この事故は、2017年9月23日(土)15時30分頃、高知県安芸郡北川村で「JA6717」が、北川村小島場外の荷吊り下ろし場から、バケットを使用して約2,750キログラムのグリ石を輸送中に、その山中の標高およそ300メートル付近に落下させたものです。

報告書では、同機がバケットに石材を積載して、同荷つり場から離脱した直後に、機上整備士がバケットの開閉スイッチを連絡用無線機の送信スイッチと間違えて操作したため、バケットが開き、石材が落下したとみています。

中日本航空では再発防止策として、機上整備士へのヒューマンエラーに対する個別教育を実施したほか、同社が保有するAS332L1に対し、誤操作防止のためのトルグスイッチの増設や、既存スイッチと同時に操作しなければバケットの操作ができないよう改修などを実施しています。

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