西日本空輸は2018年10月21日(日)付けで、同社が保有するベル412EP、機体記号(レジ)「JA003W」で発生した重大インシデントについて陳謝しています。
この事案は10月20日(土)、「JA003W」が高知県大豊町の上空で、四国電力の送電線新設工事のために運んでいた生コンクリート約600キロを、上空約200メートル付近から山中に誤って落下したものです。この事故による負傷者や建物などへの被害は確認されていません。事故当時、梶ヶ森場外離着陸場から離陸し、大豊町の工事地点でバケットを降ろそうとしたところ、その中の生コンクリートが全て無くなっていることに気付いたものです。
この事故を受け、運輸安全委員会が現場入りし、事故調査の原因把握にあたっています。西日本空輸はこの調査に全面的に協力するとともに、今後、このような重大インシデントを二度と繰り返し起こさないよう再発防止策を講じ、安全運航に努めていくとしています。