FlightAwareとエアリオン、リアルタイム飛行追跡システムの運用開始

FlightAwareとエアリオン、リアルタイム飛行追跡システムの運用開始

ニュース画像 1枚目:カタール航空 イメージ
© Qatar Airways
カタール航空 イメージ

カタール航空は2018年11月5日(月)、FlightAwareとエアリオンが提供するリアルタイム飛行追跡システム「GlobalBeacon」を導入したと発表しました。このシステムを導入するのは、カタール航空が初めてです。

FlightAwareとエアリオンは国際民間航空機関(ICAO)が推奨する「Global Aeronautical Distress Safety System(GADSS)」導入に先出ち、正式にサービスを開始し、基準を上回る仕様となっています。世界の航空会社にリアルタイムフライト追跡を提供する「GlobalBeacon」は常時、分刻みに世界中を運航する航空機を追跡し、航空会社に情報を提供します。

エアリオンは衛星監視のグローバルADS-Bを提供、FlightAwareはデータプロセッシング・プラットフォームを構築、この組み合わせにより、国境や管制の飛行情報区(FIR)を超え、極圏、砂漠、外洋を含む隙間空域もカバーすることで緊急事態に対応する航空会社の自社フライトの追跡を可能にします。

「GlobalBeacon」は既存のADS-B技術の活用し、航空機に新たな機器の搭載は必要ないことからコスト効率に優れ、簡便に導入できるソリューションとなっています。カタール航空は2016年9月、このシステムの導入を公表し、統合オペレーションセンターでこのシステムを接続しています。製品開発の当初から、カタール航空はGlobalBeaconのベータテストおよび検証に関わり、安全性の向上につなげているとコメントしています。

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