エアバス・ヘリコプターズ、セルビア向けH145Mを納入

エアバス・ヘリコプターズ、セルビア向けH145Mを納入

ニュース画像 1枚目:H145「HForce」仕様
© Airbus
H145「HForce」仕様

セルビア政府は2018年12月、エアバス・ヘリコプターズが製造したH145Mを受領します。この受領前にドイツのドナウヴェルト工場へ11月、セルビアのAleksandar Vulin国防相が視察に訪れています。セルビアは空軍と内務省向けにH145Mを計9機、契約しています。このうち、セルビア空軍向けの4機はミサイル、機関銃、ロケットやレーザー誘導システムを含め、各種の誘導弾など火器を装備できる「HForce」仕様機です。

工場を訪れたアレクサンダル・ブリン内務相は、契約通りに期限内に作業が進められていることを確認し、その状況を歓迎し、引き続き期限内の納入を目指して欲しいと協力を求めました。

エアバス・ヘリコプターズは、セルビア向けに顧客サポートを提供する包括的な支援サービス契約を締結し、メンテナンスや修理作業の管理と実施、スペアパーツの供給、耐空性の確保で支援を継続します。また、セルビア国内の工場をメンテナンスセンターとして認定し、オーバーホール作業などをこの施設で実施するほか、製造工場や研究開発機関、サプライヤーとなる資格や証明書取得を支援しています。

H145Mは最大離陸重量3.7トンで、軍隊輸送、ユーティリティ、監視、救助、武装偵察、医療避難などの幅広い任務に使用されています。セルビア向けの仕様は、厳しい運用要件をサポートするため、高速ロープシステム、高性能カメラ、火災支援装置、防弾保護装置、電子対策システムが装備されます。

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