海上幕僚監部は2018年11月27日(火)から12月5日(水)まで、海上自衛隊の艦船と空母「ロナルド・レーガン」などによる日米共同巡航訓練を実施したと公表しました。第7艦隊も同時に訓練について公表しています。
海上自衛隊の戦術技量の向上、アメリカ海軍とのさらなる連携の強化を目的に実施され、訓練海空域はバシー海峡周辺から関東南方で実施されました。参加部隊は海自が護衛艦「ひゅうが(DDH-181)」、アメリカ海軍が空母「ロナルド・レーガン(CVN-76)」など艦艇数隻で、公開された画像からミサイル駆逐艦「ベンフォールド (DDG-65)」が参加した模様です。
期間中は各種戦術訓練を実施しており、具体的には通信演習、サイバー練習、連絡調整官がアメリカ海軍側に派遣されました。第3護衛隊、第15駆逐戦隊(DESRON-15)の司令官、第70任務部隊(CTF-70)の隊員らCVN-76などで共同訓練の任務を調整しました。
アメリカ海軍は、海自ほど緊密なパートナーはインド太平洋地域では無いとし、西太平洋の脅威が拡大する中で、同盟関係が強固になると訓練を歓迎しています。
なお、CVN-76は12月5日13時11分に横須賀に入港し、8月14日(火)16時58分に出港してから113日間のパトロール任務を終えています。今回のパトロールでCVN-76搭載機ではセイバーホークスのMH-60Rを10月19日(金)、ダイヤモンドバックスのF/A-18Fを11月12日(月)、それぞれ1機ずつ訓練で失っています。
■第15駆逐戦隊(DESRON-15) ミサイル駆逐艦 ・バリー (DDG-52) ・カーティス・ウィルバー (DDG-54) ・ジョン・S・マケイン (DDG-56) ・フィッツジェラルド (DDG-62) ・ステザム (DDG-63) ・ベンフォールド (DDG-65) ・マッキャンベル (DDG-85) ・マスティン (DDG-89)
■CVW-5所属飛行隊 ・第102戦闘攻撃飛行隊(VFA-102)ダイヤモンドバックス F/A-18F ・第27戦闘攻撃飛行隊(VFA-27)ロイヤルメイセス F/A-18E ・第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115)イーグルス F/A-18E ・第195戦闘攻撃飛行隊(VFA-195)ダムバスターズ F/A-18E ・第141電子攻撃飛行隊(VAQ-141)シャドウホークス EA-18G ・第125早期警戒飛行隊(VAW-125)タイガーテイルズ E-2D ・第30艦隊支援飛行隊(VRC-30)プロバイダーズ 第5分遣隊 C-2 ・第12海上戦闘ヘリコプター飛行隊(HSC-12)ゴールデンファルコンズ MH-60S ・第77海上攻撃ヘリコプター飛行隊(HSM-77)セイバーホークス MH-60R