ANA、運航乗務員のアルコール検出で計5便遅延 再発防止徹底と陳謝

ANA、運航乗務員のアルコール検出で計5便遅延 再発防止徹底と陳謝

全日空(ANA)とANAウイングスは2019年1月3日(木)、伊丹空港発宮崎行NH501便に乗務予定の機長から、乗務前の検査でアルコールが検出され運航乗務員の交代、これに伴い合計5便の運航便が遅延しています。

ANAウイングス所属の当該機長は1月2日(水)19時ごろまで、ハイボール缶2本を同乗予定の副操縦士と一緒に飲んだと説明しています。1月3日(木)6時ごろの乗務前検査でアルコールの反応が確認され、同種の機器で約10回再検査をしたものの反応は変わらず、これにより運航乗務員が交代しました。なお、副操縦士の呼気からは反応はありませんでした。

ANAは飲酒量や飲酒を終えた時間は、乗務前12時間までという社内規定に抵触していないとしています。ANAウイングスでは2018年10月に、運航乗務員が前夜の飲酒に起因する体調不良を申し出たことから、乗務予定の5便が出発遅延する事案が発生しています。

ANAでは「大変重く受け止めています」と陳謝し、同社は再発防止策を徹底し、グループ一丸となって信頼回復に努めていく方針です。

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