エミレーツ航空、2019年のスケジュール調整・機材計画を発表

エミレーツ航空、2019年のスケジュール調整・機材計画を発表

ニュース画像 1枚目:エミレーツとドバイ国際空港
© Emirates
エミレーツとドバイ国際空港

エミレーツ航空は、2019年4月から5月に予定されているドバイ国際空港の南滑走路のメンテナンスによる閉鎖の影響を最小限に抑えること、旅行需要への対応を目的としたスケジュール調整、また同年における機材計画を発表しました。

南滑走路は2019年4月16日(火)から5月30日(木)まで保守作業が予定されており、エミレーツ航空の多くのフライトがキャンセル、スケジュール変更、機材の変更を行います。保守作業により、48機が使用できず、フライト全体の25%減となる見込みです。

また、2019年の路線ネットワーク調整として、6月からアフリカ路線を増便します。6月1日(土)から、カサブランカ線に2便目のデイリー便を運航を開始するほか、アブジャ線では6月1日(土)から週3便を追加しデイリーに、アクラ線は6月2日(土)から週4便を追加して週11便に、三角運航を行うコクナリ、ダカール線では6月1日(土)から週1便を追加し、週5便となります。

ヨーロッパ路線でも夏のピーク期間中、増便します。3月31日(日)から10月26日(土)まで、アテネ線では2便目のデイリー便を追加し、一部期間でA380を投入するほか、ローマ線にも3便目のデイリー便を運航しますが、いずれも南滑走路の閉鎖中は追加便は運航しません。さらにザクレブ線もデイリーで運航を再開しますが、南滑走路の閉鎖中は週4便に減便します。また、ストックホルム線では7月と8月にダブルデイリーに増便し、より多くの座席を提供します。

このほか、増加する季節需要に伴い、ボストン、グラスゴー線にA380を投入します。ボストン線は2019年6月1日(土)から9月30日(月)までと、2019年12月1日(日)から2020年1月31日(金)までA380での運航が予定されています。

また、グラスゴー線では、現在777-300で1日2往復便を運航していますが、ドバイ国際空港の南滑走度の閉鎖に伴い、4月16日(火)から5月31日(金)まで1日1往復便に減便するとともに、同期間中の運航を全489席のA380に変更します。6月1日(土)からは1日2往復便の運航を再開し、9月30日(月)まで 777-300とA380による運航を行い、増加する季節需要に対応します。

南米路線では、6月1日(土)からリオデジャネイロ線に新たに改修した2クラス制の777-200を投入し、リオデジャネイロから、ブエノスアイレスへ週4便、サンティアゴへ週3便を延伸して運航します。この変更に伴い、ドバイ発サンパウロ経由のサンティアゴ線の運航は停止します。サンパウロ線は引き続きA380でデイリー運航を継続します。

オーストラリア路線では直行便の利便性を追求し、6月1日(土)から、バンコク/シドニー間のEK418、EK419便の運航を停止します。ドバイ/シドニー間は引き続き1日3便の直行便を運航し、バンコク/シドニー間では提携するカンタス航空便での選択肢を提供します。

また、現在最大1日2便で運航しているドバイ/シドニー線のEK424、EK425便の運航を3月31日(日)から停止し、A380での1日1往復便の運航とします。

なお、2019/2020年の機材計画としては、6機のA380を受領し、古い777を7機退役させます。エミレーツ航空は2018年11月に最後の777-300ERを受領しており、2020年には次世代機の777Xの受領を開始します。

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