エアバス・ミリタリは2012年5月9日、A400M輸送機とA330 MRTT多目的給油輸送機が、初めて模擬空中給油を実施したと発表しました。
A400Mは、A330 MRTTが胴体後部のFRU(Fuselage Refuelling Unit)から展開した給油ホースのドローグに、約30回給油プローブを接続させました。今回は実際の燃料移送は行わないドライ・コンタクトでした。
給油機を務めたA330 MRTTは、イギリス空軍が将来戦略給油機(FSTA)計画で採用したボイジャーKC.3でした。
FRUは大型の航空機に給油する際に使用され、今回の試験では両機が接近して空中給油する際にも安定して飛行することを実証しました。