ゲルマニアが運航停止、燃料費やユーロ安・メンテナンスが負担に

ゲルマニアが運航停止、燃料費やユーロ安・メンテナンスが負担に

ニュース画像 1枚目:ゲルマニア
© Flughafen Berlin Brandenburg GmbH
ゲルマニア

ドイツのゲルマニアが2019年2月4日(月)から2月5日(火)の深夜、運行を停止しました。ドイツを拠点とするゲルマニアとその関連会社でメンテナンス作業を担うゲルマニア・テクニーク、グランドサービスを担うゲルマニア・フラーグディンスタが会社清算の対象で、スイスを拠点とするゲルマニア・フルークとブルガリアを拠点とするブルガリアン・イーグルは運航停止の影響は受けません。

ゲルマニアは、短期的な流動資金の確保ができず、支払いが不能に陥ったと説明しています。同社は1月末に従業員への給料の支払いにも滞っていました。また、困難な状況の中でも、安全な飛行に尽くしたスタッフに対し感謝の意を示すと同時に、予定通りにフライトを提供できない旅客に向けて謝罪しています。

今回の短期的な流動資金の確保が困難になった要因として、主に2018年夏に燃料価格が急激に上昇したこと、アメリカ・ドルに対して同時にユーロ安に展開した為替、機体の段階的な導入が大幅に遅れたこと、予定していないメンテナンスが多数発生したことなどをあげ、こうした事案が大きな負担になったと説明しています。

なお、ゲルマニアは主に旅行会社が企画、販売するパッケージツアーを主に扱い、この乗客は各ツアーオペレーターに連絡し、代替便が手配されます。ただし、ゲルマニアに直接予約した旅客には、代替便の手配はありません。

期日: 2019/02/04まで
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