デルタ航空、ファスト・カンパニー「世界で最も革新的な企業」に再び選出

デルタ航空は2019年2月26日(火)、アメリカのファスト・カンパニー誌の「2019年世界で最も革新的な企業」に2年連続で選出されたと発表しました。アップルやマイクロソフト、グーグル、ロケットラボなどの企業が連ねるなか、航空会社では唯一、選ばれています。

今回の選出は、デルタ航空が2018年に導入した空港ターミナルの生体認証技術と、フライトの安全性と快適性を向上する気象予報アプリ「フライト・ウェザー・ビューアー」が「世界で最も革新的な企業」に選ばれた理由です。

デルタ航空の生体認証技術は、アメリカの空港内に50箇所ある「デルタ・スカイクラブ」に、本人確認のオプションとして指紋認証を導入しました。アメリカで初めてとなる生体認証技術を導入した空港ターミナルの運用を開始し、顔認証技術が導入されています。

気象予報アプリ「フライト・ウェザー・ビューアー」はパイロットに航路で発生している乱気流や気象災害をグラフィックでリアルタイムに提供するiPad用アプリです。このアプリ導入の初年度に燃料費を数百万ドル削減し、CO2排出量を数万トン削減につなげています。

なお、デルタ航空はファーストカンパニーによる「世界で最も革新的な企業」にも選出されているほか、同社のエド・バスティアンCEOは、フォーチュン誌の2018年「世界で最も偉大なリーダー」に選出されています。