航空局、スカイマークに厳重注意-6月5日まで対策を講じるよう指示

航空局、スカイマークに厳重注意-6月5日まで対策を講じるよう指示

国土交通省航空局は2012年2月から5月にかけて、スカイマークの安全運航に支障を及ぼす事例が連続して発生した事を受け、5月14日から16日に立入検査を実施しました。これを受けて、5月22日付けで厳重注意を行い、必要な対策を講じる事、また具体的な計画の報告を6月5日までに行うよう指示しました。

スカイマークでは2月25日の宮古空港での最低降下高度以下の飛行、2月26日と3月27日の成田空港での経路逸脱、4月22日の茨城空港(百里飛行場)での滑走路誤進入などが発生。航空局では6事例をあげて問題視。

立入検査でも、運航乗務員が基本操作の不徹底、基準、規定を遵守する意識が欠如していること、安全管理体制の不備、社内の意思疎通が不十分な点が認められたとしています。

■航空局が指摘したスカイマークの安全上に支障を及ぼす事例
・2012年2月25日発生:宮古空港進入時の最低降下高度以下の飛行
・2012年2月26日発生:成田国際空港出発時の経路からの逸脱
・2012年3月27日発生:成田国際空港到着時の経路からの逸脱
・2012年4月22日発生:百里飛行場での滑走路誤進入
・2012年5月9日発生:成田空港出発時の主翼防氷装置の誤操作
・2012年4月30日〜5月1日発生:運航乗務員の乗務時間、勤務時間の制限超過

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