エミレーツ航空は2019年4月、1億5,000万米ドルをかけた機材リニューアルで最後の777-200LRの改修を完了しました。10機の777-200LRが3クラス制から2クラス制に変更され、配列「2-2-2」のより広いビジネスクラス、また全面リニューアルされたエコノミークラスを特徴としています。
改修された1機目は2018年3月に運航を開始しており、それから12カ月の時間をかけて残る9機を予定より3カ月早く、インハウスのエミレーツ・エンジニアリングが作業を実施しました。これらのリニューアル機材は、フォートローダーデール、サンティアゴ、サンパウロ、アデレード線など、エミレーツ航空のグローバルネットワークで体験できます。
なお、この機材更新プログラムに合わせて、エミレーツ航空は2003年2月に受領した機体番号(レジ)「A6-EMV」と、2003年6月に受領した機体番号(レジ)「A6-EMX」の2機の777-300を近く退役させます。これにより、エミレーツ航空のボーイング機材は、777-300ERと新たにリニューアルされた777-200LRで構成されます。
なお、2019年の機材更新プログラムでは、計7機の777を退役させ、A380を6機、受領する予定です。