アシアナ航空、株主変更も運航は通常通り 行政は安全体制の確認を指示

アシアナ航空、株主変更も運航は通常通り 行政は安全体制の確認を指示

アシアナ航空は2019年4月17日(水)、報道の通り同社の大株主の錦湖産業が保有するアシアナ航空の株式売却を決定したことに伴い、株主の変更を発表しました。錦湖産業はアシアナ航空の33.47%の株式を保有しています。錦湖アシアナ・グループは錦湖高速が錦湖産業の大株主、さらに錦湖アシアナの創業家が錦湖高速の株式の過半を保有し、アシアナ航空を含めて影響力を保っていました。

アシアナ航空は株主変更になるものの、運航やサービスは通常通りで、航空券の予約・購入、マイルの積算・利用、貨物の取り扱いは、現行と同じように利用できるとしています。アシアナ航空が出資するエアプサン、エアソウルも、アシアナ航空と同じ売却先になるとみられます。

韓国の国土交通部は4月12日(金)、アシアナ航空の幹部が出席する緊急航空安全会議を開催し、安全面での問題が発生しないような管理体制を取るように指示しています。アシアナ航空は財務状況の悪化が伝えられる中、4月9日(火)にOZ8703便、機体記号(レジ)「HL7772」のA320で運航する金浦発光州着が着陸後、ノーズギアが破損するインシデントが発生しており、安全管理に十二分に配慮することを行政側が再確認するように求めています。

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