カンタス、成田/ケアンズ線に投入可能なA321XLRを36機契約

カンタス、成田/ケアンズ線に投入可能なA321XLRを36機契約

ニュース画像 1枚目:カンタス航空塗装のA321XLR
© AIRBUS
カンタス航空塗装のA321XLR

カンタス航空は2019年6月19日(水)、エアバスが開発を発表したA321XLRを36機、契約しました。契約の内訳は、既存のA320neoファミリー発注分から26機分を機種変更し、新たにA321XLRを10機、確定発注しました。この契約は、カンタス航空とグループ会社のジェットスターがオーストラリアとアジア、南太平洋を結ぶ中規模都市間の路線に投入できます。

今回の機種変更と発注により、カンタス航空グループのA320ファミリーはA321LRが28機、A321XLRが36機、A320neoが45機、計109機を発注しています。新たな契約分は、市場の状況に応じてカンタス航空グループは納入日程を調整する柔軟性が含まれた条項が盛り込まれています。

A321XLRの航続距離は約8,700キロメートルで、A321LRより15パーセント長い距離を飛行できます。機材選定にあたり、カンタス航空グループのアラン・ジョイスCEOは、A320の性能を評価しつつ、A321XLRは単通路機としてさらに効率的に飛行でき、ケアンズと成田、メルボルンとシンガポールなど、既存の単通路機では飛行できない路線にも投入可能になり、多くの潜在的な路線が就航可能になり、同時に経済合理性も保つことができるとコメントしています。

なお、A321XLRの投入について、カンタス、ジェットスターなど機材更新、成長市場への投入など時間をかけて詳細に検討していく方針です。カンタス・グループは2020年半ばからジェットスターにA321LRを導入する計画で、この機材は豪国内線、国際線共に運航される予定で、A321XLRは2024年会計年度から導入します。

メニューを開く