海上自衛隊は2019年7月中旬、第21航空群による対潜水艦戦訓練を実施しました。館山航空基地の第21航空隊、舞鶴航空基地の第23航空隊、大湊航空基地の第25航空隊から選抜された搭乗員は、互いの技量を確認し、さらなる技量向上に努めました。
第21航空群には、SH-60JとSH-60Kが配備されています。SH-60Jは、アメリカ海軍SH-60Bを基に開発され、対潜水艦戦を主任務として1991年から運用しています。生産数は103機、艦載型と地上配備型があります。後継機のSH-60Kと交代しつつありますが、機体寿命延命措置が施されており、引き続き使用される予定です。
SH-60KはSH-60Jを基にキャビンを拡大し、エンジン換装、高性能ローターを装備しています。武装は魚雷に加え、対艦ミサイルや対潜爆弾も搭載できます。