SUBARUやNEDOなど、世界初の無人航空機の衝突回避試験を実施

SUBARUやNEDOなど、世界初の無人航空機の衝突回避試験を実施

ニュース画像 1枚目:衝突回避飛行試験のイメージ
© NEDO
衝突回避飛行試験のイメージ

新エネルギー・産業技術総合開発機(NEDO)、SUBARU、日本無線、三菱電機、日本アビオニクス、福島県などは2019年7月24日(水)と7月25日(木)の2日間、福島県南相馬市の「福島ロボットテストフィールド」で、世界で初めて相対速度100キロメートルで無人航空機の衝突回避試験を実施しました。

この試験は、2017年2月にNEDOと福島県が締結した、ロボット・ドローンの実証に関する協力協定に基づく取り組みの一環です。試験はカメラやレーダーなどを搭載した中型無人航空機が40キロメートル程度で飛行し、正面から60キロメートル程度で前進飛行する朝日航洋の有人ヘリコプターを探知し、自律的に衝突を回避する試験です。

試験の結果、衝突回避用センサーが有人ヘリコプターを適切に探知、識別したことが確認され、探知・識別データを元に自動的に衝突判定を経て、衝突回避経路が生成され、回避経路を飛行し、自律的に衝突回避できることが確認されました。

今回の検証結果などを踏まえ今後、衝突回避システムを確立し、災害対応や物流などの分野で無人航空機の実用化を推進します。さらに、準天頂衛星システムを使用した正確な計画経路への復帰、小型無人航空機への衝突回避システム搭載を見据え、無人航空機の社会実装を推進します。また、2019年度下期には、離島を模した実環境で、自律的に衝突を回避する無人航空機の飛行試験を実施する予定です。

期日: 2019/07/24 〜 2019/07/25
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