エアバスは2019年8月6日(火)から、アメリカのアラバマ州モービルに建設されたA220最終組み立てライン(FAL)工場で、A220の製造を開始したと発表しました。最初に製造されるA220は、デルタ航空向けA220-300で、 2020年第3四半期に納入される予定です。
モービルに建設されたA220のFALは、2019年初めに主要ハンガーや関連施設の建設が着工しました。この工場は、A320ファミリーのFALに隣接して設けられました。製造に従事する作業員は、カナダのケベック州ミラベルのA220プログラム最終組立工場で訓練を受けています。
A220は6月末時点で、551機の受注を獲得しています。エアバスはA220について、今後20年で7,000機の需要があると見込み、100席から500席市場で大きなシェアを獲得する戦略的な機材として、年間40機から50機にまで製造を拡大します。
エアバスは、アメリカで長年にわたり強力な関係を築き、40州に広がるサプライヤーから480億ドルを購入、275,000人分の雇用を創出しました。このほか、カンザス州とアラバマ州にエンジニアリングセンター、フロリダ州とコロラド州に訓練施設があるほか、ジョージア州アトランタには、ドローンデータ分析会社があります。