エンブラエル、アズールに世界初のE195-E2を納入

エンブラエル、アズールに世界初のE195-E2を納入

ニュース画像 1枚目:アズール E195-E2
© Embraer
アズール E195-E2

エンブラエルは2019年9月12日(木)、世界初のE195-E2をアズール・ブラジル航空に引き渡しました。納入式典には、アズール、エンブラエル、この機材をリースするエアキャップが参加し、祝いました。アズールでは機体記号(レジ)「PR-PJN」で登録され、2019年には5機を受領、計51機を導入する予定です。

エンブラエルは、これまで製造した航空機の中で最大の民間機とアピールし、利用者は新たな機内内装、航空会社は優れた経済性を評価するだろうと、今後に期待を示しました。顧客であるアズールが低価格運賃モデルを維持するのに適した機材であり、エアキャップが保有する航空機のポートフォリオに最適な機材になると納入式で強調しました。

アズールのE195-E2は、モノクラス仕様で136席を搭載しており、ブラジル国内線だけでなく国際線にも展開される計画です。アズールはこの10年間、特にブラジルでの航空市場の拡大に寄与し、ERJ-195を中心にこれまで航空路のなかった都市や地域に展開してきました。E195-E2の導入で、数年にわたり、利益拡大と地域の交通路をさらに支える方針です。

E195-E2は2019年4月、ブラジル民間航空庁(ANAC)、アメリカ連邦航空局(FAA)、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から型式証明を取得しています。試験飛行を通じ、設計概要の仕様より優れていることが確認され、消費燃料は予想よりも1.4%削減でき、現行のERJ-195と比べ、1座席あたり25.4%減を実現しているほか、メンテナンスコストも20%削減します。騒音レベルも最も低いレベルにあり、環境に優しい航空機であると世界にアピールしています。

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