ボーイング、アジアの航空業界の人材需要予測 今後20年は需要増

ボーイング、アジアの航空業界の人材需要予測 今後20年は需要増

ニュース画像 1枚目:ボーイング 787-10
© Boeing
ボーイング 787-10

ボーイングは2019年9月3日(火)、毎年発表している「パイロットと技術者予測」について、今後20年間のアジア太平洋地域の需要について、最新版を発表しました。

ボーイングは毎年「パイロットと技術者予測」を発表し、民間航空業界が新たに必要とする人材規模を推計しています。予測は航空機の年間稼働率、地域によって異なる乗員要件や各国当局による安全規制などを考慮し、算出されています。

これによると、アジア太平洋地域で今後20年間に必要となる民間航空業界の人材は、世界需要の3分の1以上に相当する、81万6,000人と見込んでいます。このうち、パイロットの需要予測は24万4,000人で世界全体の38%、整備技術者は24万9,000人で世界全体の39%、客室乗務員は32万3,000人で世界全体の37%を占めています。

アジア太平洋地域で、需要の半数以上を占めるのは中国で、12万4,000人のパイロットが必要で、整備技術者12万4,000人、客室乗務員15万人です。続いて東南アジアが20%、南アジアが17%を占めています。

なお、今後20年間の世界全体の新造機需要は4万4,000機で、このうちのアジア太平洋地域の需要は、39%にあたる1万7,000機以上と予測されています。

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