国土交通省、運航乗務員の飲酒問題再発防止をめざし対策を強化

国土交通省、運航乗務員の飲酒問題再発防止をめざし対策を強化

ニュース画像 1枚目:フライト イメージ
© FlyTeam ニュース
フライト イメージ

国土交通省航空局は2019年10月8日(月)、運航乗務員の飲酒に起因する不適切な事案の再発防止対策強化として、追加の飲酒基準を設けるとともに、全ての定期航空運送事業者に対して、運航乗務員に飲酒に関する自己管理の強化を求める文書を発出しました。

現在、運航規程審査要領細則では、飛行勤務開始前8時間について飲酒を禁止する時間と規定していますが、それ以前であっても、業務に支障を及ぼす可能性のある過度な飲酒は禁止するとともに、その目安となるアルコール分解速度を同基準に追加するための基準改正を行うなど、細則を改正、追加するためのパブリックコメントを開始しています。

また、禁酒時間外における過度な飲酒の防止、出勤前に自身の体内アルコール濃度を定量的に確認するなどの自己管理を促す体制の構築、全ての運航乗務員の飲酒傾向を把握し、常習的な飲酒傾向のある運航乗務員に対して乗務させずカウンセリングを実施するなど、定期航空運送事業者に対策強化を文章で指示しました。

この記事に関連するニュース
メニューを開く