フランスのボルドー・メリニャックで2019年10月8日(火)、インド空軍向けラファールBの引渡し式典が行われました。インドからラージナート・シン国防大臣、フランスからフロランス・パルリ軍事大臣とダッソーのエリック・トラピエCEOが出席しました。納入式典は、インド空軍の創設87周年記念日にあたる日でした。
インドは2016年9月23日(木)にラファールBを8機、ラファールCを28機、導入すると決定しました。合計36機が完成機輸入されます。インドは1953年にウーラガンを導入して以降、途切れることなくフランスのミステールIV、アリゼ、ジャギュア、ミラージュ2000を運用しています。
ラファールは、空軍のミラージュF1、ミラージュ2000と、海軍のシュペルエタンダールの後継として開発されました。デモンストレーターは1986年7月に初飛行しましたが、冷戦終結による国防予算削減のあおりを受け、海軍向けの量産機の引き渡しが1996年、実戦配備は1998年、空軍向けの実戦配備は2000年になりました。実戦はアフガニスタン、リビア、シリアに投入されています。