イギリス空軍(RAF)のF-35Bが2019年10月14日(月)、イギリス海軍の次世代空母「クイーン・エリザベス(R08)」に初めて着艦、発艦、ホバリングを実施しました。
イギリス海軍とRAFのパイロットが運用するF-35Bと「クイーン・エリザベス(R08)」は現在、アメリカ東海岸沖で運用試験を行っています。RAFのF-35B着艦は「ウエストラント19」空母打撃群の展開の一部です。この空母打撃群が完成すると、イギリスは世界に対してその力を示し、同盟国との協力に役立てることが出来ると位置づけています。
空母打撃群は、「クイーン・エリザベス(R08)」を中心に、45型駆逐艦「ドラゴン(D35)」、23型フリゲート「ノーサンバーランド(F238)」、潜水艦、タイド型給油艦「タイドフォース(A139)」の5隻と814、820、845海軍航空隊のマリーン、815海軍航空隊のワイルドキャット、イギリス海兵隊の42コマンドーで形成されています。
RAFは現在F-35Bを18機保有し、30機を追加発注しています。今回の運用試験は空軍の第17飛行隊が主導しており、空母打撃群の初期運用能力を2020年に宣言する計画です。2021年にはRAF、第617飛行隊とアメリカ海兵隊のF-35B部隊で運用展開を行う予定です。