空母クイーン・エリザベスにはじめてF-35BライトニングIIが着艦

空母クイーン・エリザベスにはじめてF-35BライトニングIIが着艦

ニュース画像 1枚目:2機のF-35が空母「クイーン・エリザベス」着艦
© Lockheed Martin
2機のF-35が空母「クイーン・エリザベス」着艦

イギリス空軍、イギリス海軍は2018年9月25日(火)、初めて空母「クイーン・エリザベス」にF-35BライトニングIIが着艦したと公表しました。イギリス海軍のNathan Gray中佐とイギリス空軍Andy Edgell少佐が、空母に着艦する栄誉に初めて輝き、Gray中佐は初離陸も記録しました。

空母アーク・ロイヤルに乗艦していたJerry Kyd大佐は、8年前に最後のハリアーの発艦を見届け、今回はクイーン・エリザベスへF-35Bの離発艦を見届けることとなり、その場に居合わせたことは感動的であるとコメントしています。

イギリス空軍とイギリス海軍は長年に渡り、クイーン・エリザベスの運用に向けた準備を進め、今回の初着艦と初発艦はその集大成とコメントしており、今後はその能力を最大限に発揮する最大36機の戦闘機を搭載する運用に向けて訓練を続けます。

今回のF-35の着陸は、11週間でおよそ500回の離発艦を予定している飛行試験の一環で、天候の状況にあわせて実施されます。また、空母「クイーン・エリザベス」はニューヨークへの寄港も予定されています。

空母「クイーン・エリザベス」は2021年から、世界各地へのパトロールを開始する予定です。イギリスはこれに搭載する戦闘機として、F-35を138機導入する計画で、クイーン・エリザベス級の空母として「プリンス・オブ・ウェールズ」の就役も控えています。

なお、この離発艦に使用されたF-35Bは、アメリカ海兵隊の第23試験評価飛行隊(VX-23)所属機とみられます。

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