KLM、ペットボトルから修理保守に使用する部品を制作 航空会社で初

KLM、ペットボトルから修理保守に使用する部品を制作 航空会社で初

ニュース画像 1枚目:3Dプリンター
© KLMオランダ航空
3Dプリンター

KLMオランダ航空は2019年10月22日(火)、世界の航空会社で初めてペットボトルをリサイクルし、航空機の修理保守業務に使用する手段を開発したと発表しました。

同社の修理保守業務を担うKLM E&M(KLMエンジニアリング&メンテナンス)は、以前より修理保守業務を迅速化するため3Dプリンターから作られる部品を使用しており、3Dプリンターで使う細い繊維状の素材であるフィラメントを外部業者から購入していました。今回、リサイクル業者とフィラメント製造業者の協力により、フライト修了後に回収された空のペットボトルをフィラメントに作り替えることが可能となりました。

E&Mは毎日1.5キログラムの良質のフィラメントを使用していますが、ペットボトルを使用することにより、フィラメントのコストが1キログラムあたり60ユーロから17ユーロにまで減少し、コストの削減にも役立っています。

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