ダッソーは2019年10月29日(火)、ラン・ビウエ海軍航空基地で近代化改修したアトランティック2を2機、フランス海軍に納入しました。近代化改修はフランス国防省の装備総局と2013年10月に契約、18機が改修の対象になり、2023年まで実施される予定です。この納入前にはフロランス・パルリ軍事大臣を乗せ、アトランティック2が飛行しました。
近代化改修の主な内容は、戦闘システムのアップグレードです。タレス製アクティブレーダー、タレス製新型音響システム、ダッソー製ナビゲーションコンソール、戦術ディスプレイサブシステム用コンソールに更新、装備されます。これにより、2030年まで運用されることになります。
アトランティック2は、ブレゲーが開発した対潜哨戒機です。ベースとなったアトランティック1は1961年10月に原型機が初飛行、フランスのほか、ドイツ、イタリア、オランダ、パキスタンで採用されました。アトランティック2は1981年5月に初飛行し、フランス海軍で採用され、28機が製造されました。