イギリス空軍博物館アメリカ財団、ベルリン空輸参加の退役軍人を称える

イギリス空軍博物館アメリカ財団、ベルリン空輸参加の退役軍人を称える

ニュース画像 1枚目:C-54スカイマスターでのキャンディボンバー
© U.S. Air Force
C-54スカイマスターでのキャンディボンバー

英国空軍博物館アメリカ財団は、2019年10月に開催された毎年恒例の「スピリット・オブ・ザ・バトル・オブ・ブリテン」のパーティでベルリン封鎖に伴う空輸作戦の終了70周年を祝い、空輸作戦に参加した退役軍人がアメリカとイギリスの同盟に貢献したことを称えました。パーティは、ホンドー市営空港で開催されました。

「ベルリン封鎖」は、第2次世界大戦後に連合国のアメリカ、イギリス、フランスが共同統治していた西ベルリンにつながる鉄道と道路をソビエトが1948年6月に封鎖した出来事です。

ベルリン封鎖に対抗するため、アメリカとイギリスを中心にC-54やC-47などの輸送機を使い、食料や燃料、生活用品などを西ベルリンに輸送した「ベルリン大空輸」を実施し、ソビエトは1949年5月に封鎖を諦めました。空輸は1949年8月まで続け、1年2カ月に渡る物資の空輸は230万トンにのぼりました。作戦は、事故などで101名の犠牲者も出ています。

アメリカとイギリスは、第2次世界大戦中はベルリンに大量の爆弾を投下しましたが、ベルリン大空輸でC-54などの輸送機から、ベルリンの子供たちにキャンディやチョコレートを投下する「キャンディボンバー」も実施しました。

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