鹿児島空港、大規模な自然災害発生時の業務継続計画を策定

鹿児島空港、大規模な自然災害発生時の業務継続計画を策定

国土交通省大阪航空局鹿児島空港事務所や関係機関で構成される「鹿児島空港におけるA2-BCP協議会」は2019年12月、大規模な自然災害が発生した際に空港関係機関が連携、迅速かつ的確な対応を行い「自然災害に強い鹿児島空港」を形成することを目的とした「鹿児島空港におけるA2(Advanced/Airport)-BCP(業務継続計画)」を策定しました。

鹿児島空港の「A2-BCP」は、空港利用者の安全・安心の確保を目的とした「滞留者対応計画」と航空ネットワークを維持するための滑走路・旅客ターミナルビルなどの空港施設の「早期復旧計画」からなる基本計画に加え、空港を機能させるために必要となる「電力」「通信」「上下水」「燃料」「空港アクセス」「ガス」の6つの機能別の喪失時対応計画、また「貨物施設復旧計画」を策定し、自然に強い鹿児島空港を目指す内容となっています。

関西空港で2018年9月、台風21号による滑走路やターミナルビルなどへの大規模浸水や連絡橋への船舶の衝突、新千歳空港では北海道胆振東部地震による旅客ターミナルビルへの電力供給の停止など、日本の空港として経験したことのない大規模大規模な自然災害が発生したことを受け、定期便の運航、旅客や貨物輸送に大きな影響が及びました。こうした事態を受け、空港全体として一体となって対応する計画として、各空港において「A2-BCP」を策定し、自然災害に強い空港づくりを目指す取り組みの一環です。

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